∮ファースト・ラブ∮ *sugary*【番外編】
あたしへと先輩の手が伸びてくる。
ぱしん。
思わず振り払ってしまった。
バカだ。
なんてバカ。
自分から麻生先輩を遠ざけようとするなんて…………。
「……あ、えと……もうすぐお昼休憩終わっちゃうから……」
下手な言い訳をして、麻生先輩から遠ざかる。
駆け足で保健室から出た。
「手鞠ちゃん!?」
後ろでに、麻生先輩があたしの名前を呼ぶけど、そんなのかまっていられない。
さいあく。
最低。
何もかもに、幻滅だ…………。
教室へと戻る最中で、いつの間にか涙がほっぺたを伝っていた。
「……っく…………ふぇ……………」