∮ファースト・ラブ∮ *sugary*【番外編】

あたしへと先輩の手が伸びてくる。


ぱしん。



思わず振り払ってしまった。


バカだ。


なんてバカ。



自分から麻生先輩を遠ざけようとするなんて…………。


「……あ、えと……もうすぐお昼休憩終わっちゃうから……」

下手な言い訳をして、麻生先輩から遠ざかる。


駆け足で保健室から出た。




「手鞠ちゃん!?」

後ろでに、麻生先輩があたしの名前を呼ぶけど、そんなのかまっていられない。




さいあく。



最低。






何もかもに、幻滅だ…………。








教室へと戻る最中で、いつの間にか涙がほっぺたを伝っていた。


「……っく…………ふぇ……………」



< 27 / 54 >

この作品をシェア

pagetop