それでも…信じてる

「俺も佳奈を愛してる。
なのに最低だよな。だけど、俺は佳奈と付き合えてよかった。佳奈に愛されてて幸せだった。今更だけどな」

私は2人に近づき、思いっきり頬を叩いた。

「私が味わった痛みはこの何倍もの痛み。だからまだ痛み分けにはならない。
だから帰ってくるまで私のことで悔やんで。
あと、ありがとう。いつか許せる日がくると思う。2人は私にとってかけがえのない存在だから。許せる日がくるまで、私のこと忘れないでね。私を待ってて」
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