それでも…信じてる
「今も?」
「今は違う。紅菜くんと会ってない」
「だけど裏切ったことには変わりないよね?…最低。
裏切り者!!!淫乱女!!!
今は会ってなくても、浮気したんだ。よくできるよね。浮気なんて最低じゃん。いなかったからいいと思った?知られなければいいと思った?罪悪感なんてこれっぽっちもなかった?私を親友だと思ってなかったんだ」
「違う!!!」
「何が違うの?思ってないから浮気なんてできたんでしょ?どうせ自分が一番大切なんだよね。私は安結のこと信じたかった。だって親友だもん。なのに、安結は違うんだね」