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空翔へ


逢いたいね。

冬に入っても逢いに行けなくて、
本当にごめんね。

でも・・・もう少しで会えるから。
待ってて。

まだ目覚めない?

外がこんなにもキラキラして
とっても綺麗で・・・。

空翔にも見せてあげたかった。

もうすぐクリスマスだよ。
クリスマスには逢えるから。



       千明より

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クリスマス一週間前。

君に逢える嬉しさより、
君が死へと近づいていることの方が
あたしには重要で・・・。


 君への想いを伝えられないまま
 君の死を迎えるのは怖くて・・・。


 死を受け入れる自信もなくて。



時がすべて解決してくれるわけでもないし、
解決するときがあたしが君を忘れた時なら
解決しなくて十分・・・。

 そんなことを考えていた。


イルミネーションで飾られた街。
キラキラ光ってたけど、
光の残像が目に焼き付いて
くらくらした。


家に帰ってもまだくらくらして・・・。





早く逢いたい。

 目覚めなくても・・・。



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