龍と虎
「多分、龍はその辺うろうろしてると思う。」

「わかった。加賀美、俺は退学にはなんねぇよ♪問題すら起こさねぇ様に片づける。」

「ムリすんなよ…。」



加賀美の病院を後にして、龍を探す。



電話に出ない龍を探すのは困難だ。



「杏奈?龍がどこにいるかさりげなく聞き出してくんね?」



頭を使え。



杏奈に居場所を聞き出してもらって龍を探した。



杏奈に聞いた場所より近くの公園で龍を発見。



50対1ってとこか…。



山崎にしてはよく集めたな…。



それにしてもあいつはバカか!!



「龍!!」

「虎!?」



龍を囲んでた奴らは唖然。



コイツは龍だから…。



「山崎ぃ。俺のお兄さまに何か用か?」

「はぁ!?お前が虎か!?」

「見分けもつかねぇのか…。」

「まぁどっちでもいい。」


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