甘くて切なくて、愛おしくて


それからあたし達は楽しい食事を終えて、プレゼントを渡した。沢城さんはユウキ君にゲームのソフトをあげてた。

あたしはユウキ君に紺色の無地のマフラーをプレゼントした。



お前にしてはセンスいいな、なんて言われたけど、でも喜んでくれてるみたいで良かった。





「寝ちゃいましたね」


「あぁ、ったく」


ソファで寝てしまったユウキ君を抱き上げて部屋まで連れて行く。あたしも後に続いてついて行く。


そっと、静かに寝かせると、ユウキ君が嬉しそうに笑った。


きっと幸せな夢でも見てるんだな。


沢城さんと目が合って、お互い笑い合ってからまたユウキ君を見る。



「寝顔は天使だろ?」


小さな声で悪戯っぽい笑顔で話す。


「そうですね、天使みたいです」
< 244 / 268 >

この作品をシェア

pagetop