甘くて切なくて、愛おしくて
やっぱり、駄目だよ美香子。
あたしの恋も、結局は叶いそうに、ないよ。
下を向いているあたしの視界に、沢城さんの足元が見えた。ゆっくり顔を上げると同時に優しく抱きしめられた。
「沢城..さ、ん?」
「悪い、蝶花。俺は約束したんだ。アイツが死ぬ前に。これから先何があっても絶対にお前だけを愛するって」
耳元で囁く小さな声。
「だからお前とは..」
あぁ、あたしやっぱり
ムリだったんだ。