甘くて切なくて、愛おしくて
再び沢城さんの方に向けば、とびきり優しい顔であたしを見つめる。
手が伸びてあたしの頬に優しく触れる。
「好きです、沢城さん」
「蝶花、好きだ」
それが合図になり、唇が重なる。
深く、深く。今までの事を埋めるように。
「ったく昼間から何やってんだか」
「こんなつもりじゃなかったのに」
「あーハイハイ、行きますよ、佐野さん!!」
美香子とユウキ君と佐野さんの会話で慌てて唇を離す。
「続きは夜、だな」
クスッと悪戯っぽい笑顔で笑う愛おしい人。
「もう!沢城さんってば!」