甘くて切なくて、愛おしくて



「おかしくなんかないですよ、とにかく本当に応援してるんです。
ユウキ君も、お父さんが大好きみたいですし」


「そうかぁ?」



「そうですよ..それに..一人でも近くにいてくれた方が、子供も安心します」



あたしには..二人ともいなかったから。



「そう、かもな」


「はい」



見つめ合う事たった数秒。


そしてあたし達は笑い合った。



「名前..」


「あ、っとあたしは」


「お前の方は聞いた。ちよか、だろ?」


「はい、えっと、沢城さんは..」


「鷹耶」


「たかや..さん」


「とにかく、今日は悪かったな」


「ハイ、それじゃあ」

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