新撰組蝶乱




「何か?」




「松平公から文を預かっておる。」




そう言って、男が懐から出したものは…






見るからにわかる小型爆弾だった。




「あれ?まちがえ…」







ドオオオオオオオン!!




「攘夷志士だあああ!!」




大きな爆発音がして、爆弾が爆発した。




「チッ…やっぱりな。」




土方が、白い砂埃の中で悪態をつく。




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