虹色列車
憎氷編







最初から女は嫌いだった。



女ってさ、
人によって声色変えたりするだろ?
それにちょっと声かけただけなのにすぐ期待するし、
いきなり訳わかんねぇこと言いだすし。



だから俺は考えた。

どんな女が来ても驚かないような
"耐性"をつければいいって

結構名案だと思わないか?
世の中の女知ってそれを日常にすればいいって。

だから俺は嫌いな女を知るためにいろんな女と"遊んだ"




そのうちにだんだん女って生き物がどんなものかわかってきた。


欲のためにはどんなことも惜しまないし、
気に入らない奴はとことん叩き潰す。


まぁ、皆そうって訳じゃねぇと思うけどな。





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