夢中度100%の恋心(短)



ともを見ながら、にやにやしていると、シラけた視線で返される。



「……キモい」



「……」



たまにともの言葉は、毒が入ってる。



いや、冗談だろうけど。



てか、冗談じゃないと困るけど。



「そういえば、さっき教えてくれたトコ、分かってきたよ」



「ああ、よかったじゃん」


少し悲しくなった俺は、話題を変えた。



ともも微笑んでくれて、俺まで嬉しくなる。




(やっぱ、可愛い)



なんてこと言ったら、また怒らせるだろうから、言わないけど。



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