夢中度100%の恋心(短)
だけど。
頬が赤く染まってるのが分かる。
(……照れる)
ともの夢に、俺が出てきたのが嬉しい。嬉しすぎる。
「どうやら、俺は得意じゃなかったみたい」
ともの頬に、手で触ってみる。
これで、我慢することが無理な話。
そして。
ソッと、彼女に顔を寄せると、キスをした。
白い頬に。
「う、ん……」
(……ヤバ)
さっき以上に、俺の心臓は警報を鳴らす。
ドキドキと、何かスポーツでもやったみたいに、動く心臓。