純愛☆フライング―番外編―
いまだに巽にまとわりつく、広田若菜の存在を思い出しつつ……志穂は余計な心配をしてしまった。
すると、彼は返答に困ったらしい。
「いえ、それは……。スーパーをご利用いただくのは8割が女性のお客様ですから。それに、女性は嫌いではありませんので……あ、いや、ヘンな意味じゃなく」
少し焦りながら付け足すのが面白くて、
「ヤダ。言い訳みたいに聞こえますよ」
なんて無邪気にふたりで笑った。
その直後、志穂の背後で咳払いがした。
ハッとして振り返ると、そこには巽が立っている。
「あ……えっと、たっちゃん。フライパン買ったの?」
「いや、いま考え中」
腕を組み、見るからに不機嫌そうだ。
「それでは、何か御用がありましたら、遠慮なくお声をかけてください。ごゆっくりご覧くださいませ」
男性店員は巽の顔を見ると軽く会釈して立ち去った。
巽も何か思うところがあるのか、同じように頭を下げる。
すると、彼は返答に困ったらしい。
「いえ、それは……。スーパーをご利用いただくのは8割が女性のお客様ですから。それに、女性は嫌いではありませんので……あ、いや、ヘンな意味じゃなく」
少し焦りながら付け足すのが面白くて、
「ヤダ。言い訳みたいに聞こえますよ」
なんて無邪気にふたりで笑った。
その直後、志穂の背後で咳払いがした。
ハッとして振り返ると、そこには巽が立っている。
「あ……えっと、たっちゃん。フライパン買ったの?」
「いや、いま考え中」
腕を組み、見るからに不機嫌そうだ。
「それでは、何か御用がありましたら、遠慮なくお声をかけてください。ごゆっくりご覧くださいませ」
男性店員は巽の顔を見ると軽く会釈して立ち去った。
巽も何か思うところがあるのか、同じように頭を下げる。