恋愛の条件
「笹倉課長はできる限り譲歩してくださいました。ただ、この次期に急な増額は認められないと……」
「ふっ、年よりどもの言い逃れだな。上手く交されたもんだ。そうだろ、黒沢?」
「ですね」
修一も片桐に同意する。
(何ですってぇ!!)
奈央はじろっと修一を睨む。
「君はこの取引がどれだけうちにとって大事なのかわかっているのか?」
容赦ない片桐のことばは続く。
「わかっています!」
「そうか?なら、これくらいの増額を引き出してこい!」
「(ムッカ~)お言葉ですが……」
「何だ?」
「この予算案の海外出張費はかなりの額です。どこの部署も経費削減で出張費を減らしている中、渋々笹倉課長は承認してくださいました」
「それが言い訳か?海外出張費は認めるが他は減額しろと言われたか?無能なスタッフの言い訳を聞いているほど暇じゃないいんだ」
「片桐さん、ちょっといいですか?」
二人のやり取りを黙って聞いていた修一が初めて言葉をはさんだ。
「ふっ、年よりどもの言い逃れだな。上手く交されたもんだ。そうだろ、黒沢?」
「ですね」
修一も片桐に同意する。
(何ですってぇ!!)
奈央はじろっと修一を睨む。
「君はこの取引がどれだけうちにとって大事なのかわかっているのか?」
容赦ない片桐のことばは続く。
「わかっています!」
「そうか?なら、これくらいの増額を引き出してこい!」
「(ムッカ~)お言葉ですが……」
「何だ?」
「この予算案の海外出張費はかなりの額です。どこの部署も経費削減で出張費を減らしている中、渋々笹倉課長は承認してくださいました」
「それが言い訳か?海外出張費は認めるが他は減額しろと言われたか?無能なスタッフの言い訳を聞いているほど暇じゃないいんだ」
「片桐さん、ちょっといいですか?」
二人のやり取りを黙って聞いていた修一が初めて言葉をはさんだ。