恋愛の条件



これが夢なら本当に覚めないで欲しい。

いや、これが現実ならもっといいのに……


だって、夢の中の彼はこんなにも甘く切ない。

いつも激しく執拗に攻め立てる指は、優しく、もどかしいくらいにじれったい。

そのじれったさがたまらなくて、夢の中でも自分は極度のМだなと思った。

身体中にキスを繰り返され、一番感じるところだけは、触れてくれない。

熱い吐息が肌に触れるたびに、下肢が蕩けるようにふにゃふにゃになるのに----


(焦れて焦れて頭がおかしくなりそう……)


全身を差し出すように身体をくねらせると、胸の間に這わせていた唇がその横の頂へと移動した。

ちゅっと音を立てられ、キスをされる。

ひと思いに吸ってはくれない。

何度もそれが繰り返され、もう頭がおかしくなりそうになったとき、生温い感触がその頂をつつんだ。

「あぁ……」

待ち焦がれていた感覚に、奈央の口から嬌声が漏れる。

口の中で味わうように転がされ、つつかれ、身体中が痺れたように痙攣する。

もう片方の蕾は指できゅっとつままれ、絶え間なく快感を与えられる。

胸を弄られるだけで達してしまいそうになる。



こんな感覚は初めてだった----




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