ボクらのオキテ
はじまり
零くんが同じ教室にいたと知った時、
私はとても驚いた。
最初、私は零くんにまったく気付かなかった。
だって...零くんは大きくなっていたし、
女の子のようだった顔は、とてもかっこよくなっていたのだから。
彼が私の近くにいたと気付くのは、
学級委員決めの直後のこと。
「まだお互いのことをあまり知らないだろうが...
学級委員に推薦したい奴とか、いるか?」
担任がクラスに向かって問う。
沈黙。
誰も何も言わないのを、
先生が遮った。
私はとても驚いた。
最初、私は零くんにまったく気付かなかった。
だって...零くんは大きくなっていたし、
女の子のようだった顔は、とてもかっこよくなっていたのだから。
彼が私の近くにいたと気付くのは、
学級委員決めの直後のこと。
「まだお互いのことをあまり知らないだろうが...
学級委員に推薦したい奴とか、いるか?」
担任がクラスに向かって問う。
沈黙。
誰も何も言わないのを、
先生が遮った。