ボクらのオキテ
「話、聞いてあげないんですか?」


「俺が??」


「友達なんでしょう。」


「昔の話だよ、それは。」


話聞こうとしたって、
夏川と同じような結果になるだけだろう。


この街に帰って来てから、
蒼とはまともに口を聞いてない。


そんな俺に、
話すわけがない。


そう思っていた矢先、
俺は大変な事態に遭遇することになる。
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