素敵すぎる恋愛…あなたの世界へ…SS
『もう・・・喧嘩する度に買っていたら、指が指輪だらけになりますよ』

私が言うと・・・

「それもいいな・・・でもけんかはもうごめんだ。
 愛美が傍にいないと思うと、俺はだめだから・・・」

まったく・・・この笠井貴俊という人は何を考えているのか分からない・・・

「愛美・・・その指輪みる度に今日のこと思い出すだろ・・・
 悲しく思ったこともつらかったことも・・・
 そして、お互い愛していると感じたことも・・・
 それがいいんだ。同じことを繰り返したくないからな・・・

 そんな風に思えるためなら、安い買い物だ・・・」


貴俊さんはそういうけど・・・
金額は決して安くない・・・二つ指輪を買っただけで、車が買えそうだ・・・

それでも、貴俊さんは同じことを繰り返したくない・・・

同じ気持ちでいたいと私に伝えたいのだとおもった。


貴俊さんがはじめに言ってたことを思い出した・・・

”お金を使う付き合い方しか分からない・・・”

こういうときは、それでもいいような気がした・・・

貴俊さんの精いっぱいの気持ちを素直に受け止めたいと・・・

『ありがとう・・・貴俊さんの気持ちいっぱい受け取ったよ。』


私が言うと、貴俊さんはフッとわらって、私を抱きしめてくれた・・・
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