黒猫にkiss
「だから登校時も帰宅の時も危ないかもしれない。
こういうのに関係のない人は巻き込まないのがルールだったんだけど
こうなっちゃったら仕方がないし俺らの責任でもあるから"守る"ことにしたから」
『は?』
見事全員の声がハモった
小さく、彼の瞳が陰る。
すぐに明るくなったが。
「まーとりあいず俺らの頭を紹介するから来て」
そう言われた瞬間、車の中へ入れられた
混乱状態の私たちはいとも簡単に車に入ってしまう。
もう一人の男がドアが閉める瞬間
「ごめんね、だけどあんまりここで俺らといるとこ見られるのヤバイんだ」といわれた
よくわからない。理解を拒否している。
あまりにみんな怯えてなきそうな顔をしていたに違いない
何度も言う。
"私達は真面目な一般人"なのだ。
なんで、こうなっちゃったんだろう
それに、
これなら私とあきないらなかったんじゃ…?
そんな疑問が過ぎる。
灰色の景色と一緒に、流れて