作品集・LOVE MELODY
そして誰もいないのを見計らい、もう一度キスを交わす。



頬を掠める風は冷たいけど、凪人の唇の温もりをもらった唇だけが熱を持っていた。


「!?」


人の視線を感じて凪人の唇は離れていく。


無粋に、凪人のコートのポケットの中のスマホが鳴り響く。


「誰?」


「美也子だ・・・」


美也子…離婚した奥さんからだったーーー・・・


凪人は私に気遣い、背を向けて奥さんと通話した。



「遥人がいない??どう言うコトだ?」



遥人…凪人と美也子さんの間に生まれた一人息子。



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