作品集・LOVE MELODY
通話を切った凪人の顔は困惑していた。



「どうしたの?凪人」


「息子…遥人がいないらしい。俺のマンションかもしれない…急ぐぞ」


「うん」


キスの余韻に浸る暇もなく、私たちは慌てて凪人のマンションに急いだ。


「パパ…」


エントランスの入り口に小さな男の子が立っていた。



「遥人お前…何やってんだ?お母さんが心配していたぞ!」


「どーしてもパパにおわかれを言いたくて…」


「わかれ?」


「ボク…新しいパパとママの3人でね。アメリカにいくの」


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