作品集・LOVE MELODY
私はやり残した仕事があると嘘をついて、早めに社屋に戻って課長のいる第二会議室のドアを叩いた。
「!?」
ドアをノックしたけど反応がない。
私は不思議に思いながらもドアを開けて中に入った。
「課長?」
課長は楕円のドーナツ型のテーブルの椅子に座ってノートパソコンをスリープさせ、自分もつっ伏せて眠り込んでいた。
パソコンの脇には食べかけのサンドイッチと缶コーヒー。
ブラインドの隙間から差し込む昼間の陽光が眠る課長の背中を照らす。
ピピピッーーー
あの部屋で訊いた電子音のアラーム音。
「んっ!?」
課長はムクッと頭を起こして私の気配を感じたのか振り返った。
「遅くなってすいません」
「!?」
ドアをノックしたけど反応がない。
私は不思議に思いながらもドアを開けて中に入った。
「課長?」
課長は楕円のドーナツ型のテーブルの椅子に座ってノートパソコンをスリープさせ、自分もつっ伏せて眠り込んでいた。
パソコンの脇には食べかけのサンドイッチと缶コーヒー。
ブラインドの隙間から差し込む昼間の陽光が眠る課長の背中を照らす。
ピピピッーーー
あの部屋で訊いた電子音のアラーム音。
「んっ!?」
課長はムクッと頭を起こして私の気配を感じたのか振り返った。
「遅くなってすいません」