天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅧ
何とも無欲な寧々。

しかし。

「……敢えて言えば」

寧々は小さく言葉を紡ぐ。

「この帽子を取って、私の『鬼の証』を見せても平気な…そんな友達が欲しいです…私には、本当の姿で付き合えるのはタロタロしかいないですから…」

と、そう言った直後。

「なぁんだ、寧々ちんの願望ってそんな事?」

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背後に立った雛菊が、寧々の帽子を取ってしまう。

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