はらり、ひとひら。


色々なことが一気におこりすぎて、頭がパンクしそうだ。



「椎名さんは、さっきみたいな奴が見えるんだよね?」


「う・・・うん」


神崎君も、まさか妖が見えるなんて思ってもみなかった。


「俺の家はね、祓い屋の家系なんだ」


「祓い屋…?」


「妖退治を生業とする家柄のこと」


家業が妖専門のお仕事なんだ。…すごいな。



「へえ。これがあの白ギツネの主さん?」


ゆらっと、突然木の影から人が姿を現した。驚きすぎて言葉が出ない。
< 143 / 1,020 >

この作品をシェア

pagetop