はらり、ひとひら。
【杏子side】
「ただいまー」
家に着くと、すごく安心する。部屋に入ると、ゴンは横になっていた。
・・・寝てるのかな?
予想通り、ゴンは安心しきった寝顔で すやすやお休み中だった。
陶器のように白くてつやつやした肌に指を滑らせれば、ゴンははっと目を開けた。
「ごめん、起こしちゃった?」
まだ寝起きで頭が働かないのか、ゴンは目をこするだけで反応なし。
「アンズ・・・おかえり」
「ただいま」
どこか、ゴンは元気がないみたい。
「ゴン、どうかしたの?」
ふるふると、ゴンは首を横に振った。そのせいで、ゴンの髪はぼさぼさに。