はらり、ひとひら。
[龍神日録、壱]
「なあ、蛟って朝めちゃくちゃ早いけどどこに行ってると思う?」
積年の疑問を雪路にぶつける。
「さあ?存じ上げませんね…」
「だよなー。まさか逢引き?」
「まさか。あの龍神に限って、つがいがいるなど考えられません」
つがいって。面白い言い回しに吹きそうになっていると、主さまが心配されることではありませんよ、と雪路がしれっと呟いた。
心配っていうよりまあ、半分好奇心的なところが働いてるんだけど…
「朝餉にしましょう」
「お、そうだな」
今日もいい天気。快晴だ。
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【蛟side】
「おー、いいぞ頑張れ頑張れ」