はらり、ひとひら。
連れてこられた先は、
「図書室・・・」
九条さんはさっさと中に入って、パチンと電気をつけた。
「この資料、まとめるの手伝ってほしくて」
指差された先にあるのは山積みの紙の束。すごい量。初日からクラス委員は大変だ。
「ごめんね、やらせちゃって」
「いやいや!どうせヒマしてたし気にしないで!これじゃ一人だと休み時間だけじゃ終わらないよ」
思わず笑うと、同じ笑いが帰ってきた。
「えっと、九条さんはさ・・・」
「あ、飛鳥でいいよ。あたしも杏子って呼んでいい?」
照れくさそうに笑いながら呟く飛鳥に、私は全力で頷いた。