さらば、ヒャッハー


そこから動かなくなるまで致命傷は与えておらず、昨日に与えた傷で祟りが本格化したとなれば、溝出が祟られたのはこの山でだろう。


傷つけられても再生できた時間から冬月に首切りされて動かなくなった時間、そうして野神様として祀られているとなれば、この奥山にいた時に溝出が野槌の怒りに触れたと統合できる。


何をしたかまでは秋月も分からないが、大方、野槌の祠を壊したあたりが妥当か。まだこちらでは信仰されているとは言え、こんな奥山まで毎日通いつめる人などいない。祠と言っても廃れているだろうし、溝出にしてみれば道端の石を蹴った程度の思いだったとしたら、逆鱗に触れたとも気づかないままだろう。


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