さらば、ヒャッハー


一昨日の乱闘で秋月に恐れをなしているのか、何にせよ、逢魔が時だというのにここまで会わないのは作為的なものだろう。


妖怪から情報収集は期待薄だからこそ、無闇に歩き回るしかない。それには体力が必要であって、休みながらが得策だ。


「確か、前ぇ来たとき、ここいらに山川があったんどす。綺麗な水が流れとったから、飲めるぅ思うんけど」


記憶にしては新しいこと。道のりはとりあえず、鬼退治の時に秋月が通った道を歩いていたために、山川の場所はここいらにと言えた。


秋月の言うことに肯定する冬月、それを確認するなり、秋月は先導した。


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