さらば、ヒャッハー


「んまっ、噂のチャラ男というやつねっ。おあいにくさま、のづっち、男に苦労してないのよ!」


「んな堅いこと言うなよ。ガキ相手に盛ってんだから、溜まってんだろ?いい具合にスカッとキメてやんぜぇ。ヒーヒー言わせてやんよ、ヨダレ垂らしながら白目剥くほど、昇天確実。意識を気持ち良さでブッ飛ばしてやっからさぁ」


「じゅる……、あ、いいえ、だ、騙されないわよっ。やり逃げなんて、もうこりごりっ。体じゃなくて心で結びつきたいのよ!のづっちをその気にさせたいなら、腰ミノ一丁で割れた腹筋を見せなさいっ」


心はどうした、と言いたいところだが、冬月にはなぜ野槌が動かないのか気になった。藤馬が現れてから、まったく動かない。


ピクピクと振動みたいなものは時折あっても、体はまったく、冬月の目の前から移動などしていなかった。


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