さらば、ヒャッハー


「野槌――カヤノヒメ信仰をしている場所などずいぶんと限られているじゃないですか。冬月君たちがどの方角に向かっただけで分かるようなものですよ。

事実、あなたがした聞き込みとは、一羽と一本。あとは『めんどくせえ』と丸投げして、僕が村の人からこの場所を教えてもらったんじゃないんですか」


「はあ?移動に関しちゃ、わざわざ“飛ばしてやった”だろうが。おかげで、ああ、そのおかげで、こうして先に出たあいつらに、ちょっとの差で追いつけたんだぜぇ。

ランニング一時間はするぐらいに疲れることをしてやったんだから、お礼の一つでもすんのが礼儀だろうがっ」


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