さらば、ヒャッハー


「たまの遠出は、いい体力作りになるんじゃないんですかね」


それでも嫌みを言いたかったのは、藤馬がこんな簡単なことを渋り、更にはもうちょっと早くこの場につけたのに、つけなかったことに何かしらの怒りを表現したかったのかもしれない。


渉が見る分、秋月たちにピンチの文字が見えたのだから、あらかじめ防げるはずの事態を下らない理由でなってしまった事態に変えた藤馬にもの申したかった。


「ことある度に、数分歩いただけで、しかもか楽になるかもと魔法使いらしいことをしても疲れたとごねる体力のなさは、どうにかした方がいいですよ」


「だあれのおかげでここまで来れたと思ってんだ、え?わたるんよぅ。うぜえカラスやら、澄ました木やらに、あのガキ共がどこに行ったのか聞き込んだのは俺だぞ?」


< 179 / 237 >

この作品をシェア

pagetop