さらば、ヒャッハー


「そーいやさー、あの骨、どうした?」


言い合いは、『500kcal消費したから、その分、食わせろ』で決着はついたらしい二人が秋月たちのところに近づいた。


余談になるが、渉の頭ではハンバーガー二個でいいだろうとなっている。


「あ、溝出……」


すっかりながら空気的存在たる骨、あまりのことが立て続けに起きて、もはやどうなったか忘れた方もいるようだが、秋月の目には、杉の根本に放置されたしゃれこうべが映る。


行こうにも、足を少し動かしただけで、声が出てしまう。察した冬月が溝出の頭にまで駆け下りていった。


「藤馬さん、秋月君の足を」


「立ってれば親でも使えってか?何でもかんでも俺に頼むんじゃねえ。助けてほしいんなら、空飛ぶアンパンでも呼べよ」


< 191 / 237 >

この作品をシェア

pagetop