さらば、ヒャッハー


「親じゃない何でも屋は使うに限ります。自称最強なら何でもしてくださいよ。まさか、できないんですか。やはり自称ではできないんですね」


「はあ?できるに決まってんだろうが、呪(まじない)使えばちょちょいと――って、引っかかるかよ、バーカ」


「……、秋月君、この湿布を使ってください」


「思い通りになんねえからって無視すんなよ。つうか、湿布常備ってどういうことだっ」


華麗なるスルーを決め込み、秋月に湿布を渡す渉。冷たく、つーんとしたミントみたいな匂いが鼻に来る湿布を受け取るあたりで冬月が戻ってきた。


どこか暗い表情で。言わずもがなで分かるものを冬月は両手に持って、水をすくうような形でなければ壊れてしまうと手にしていたのは溝出の頭。


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