さらば、ヒャッハー
「じょりじょりするっ。きもいー」
藤馬から離れた阿行が渉におぶさる。
きもいだなんてどこで覚えたんですかと聞く前に、阿行が渉の顎を撫でた。
「わたるんはつるつるー」
どうやらじょりじょりとは藤馬の髭らしい。
藤馬も傷つくなと言いつつ、自身のじょりじょりを撫でた。
「大人になっちまうと、朝剃っても夜には生えてくんだよ。別にじょりじょり移すわけじゃねえんだから、んなケチケチすんなよ」
「やだー。背中にくっつかれるのもきもい」
「きもい連呼すんなって。ウザいの次に女に言われたくねえセリフだぜぇ?それにだな、俺は体位で言ったらバックがいいんだわ。なに?支配欲っつーのかな。後ろから攻めんのなんて燃えるじゃん」