さらば、ヒャッハー


「どっかの絵本でよ、妖精つーのは『人間に忘れられた神様の形』とかがあってさぁ。野槌もまたそんなもんなんだわ。昔は神様だろうが、人間からの信仰が薄くなるにつれて、妖怪化しちまった神様。

まあ、そうなったのも自業自得のざまあなんだけどよぅ。カヤノヒメちゃんが産むガキがどれもが人間に害なす化け物。

化け物=妖怪な人間にしちまえば、カエルの子はカエル。つまりは、そんな妖怪(子)産んだ親が妖怪だって、カヤノヒメちゃんの信仰にツバを吐き始めたんよ。マジひさんー」


ひさんー、と哀れむ気がまったくない口振りに相応しく、藤馬はやけに楽しそうだった。


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