甘い満月~Sweet Full Moon~
「リカちゃんいこ?」
昨日の様に手を差し出してくる芯くん。
私はまだみんなが残っているにも関わらず、芯くんと手を繋ぎ、校門まで歩いた。
みんなの視線を感じる。
誰だって、新しいカップルができる度に注目してしまう。
それに、一年と二年なら尚更である。
私はこの時、緊張のあまり、周りの女の子達の視線の中に、
一人、他の子達とは全然違う、その視線に、その視線の持ち主に、全く気づかなかった。
昨日の様に手を差し出してくる芯くん。
私はまだみんなが残っているにも関わらず、芯くんと手を繋ぎ、校門まで歩いた。
みんなの視線を感じる。
誰だって、新しいカップルができる度に注目してしまう。
それに、一年と二年なら尚更である。
私はこの時、緊張のあまり、周りの女の子達の視線の中に、
一人、他の子達とは全然違う、その視線に、その視線の持ち主に、全く気づかなかった。