もっと大切にする~再会のキスは突然に~

その体はそのままなのに、不意に唇だけ離される。

お互いの鼻がくっつく距離で焦らされる。

なに?まだなんか、あるの?

何を発すればいいのかわからずに、河合クンの唇をただ見つめ、言葉を待つ。

この距離じゃ口元までは見えないけれど、でも、きっと片端だけきゅっと上げられていて。

意地悪そうに細められる目。




「欲しくなった?」

…やっぱり。

きっといままでの私なら、シてる時しかその質問には素直に答えてなかったわけで。

河合クンの責めに堪え切れなくて、自分がどんな姿になっているかなんて考えられなくなってからしか答えられなかった問い。

試されているような、期待されているような瞳に、少し口元が緩むけれど。

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