もっと大切にする~再会のキスは突然に~
「…欲しいよ?」
視線は外さずに、小声で伝える。
はっきり意識して伝えるのはやっぱりドキドキして、ちょっと声が震えちゃったけど。
でも、目の前には満足そうに笑う河合クンがいて、それだけで恥ずかしいのやら照れくさいのはどっかいっちゃって。
「シて…?」
今度は震えを抑えて口にする。
今まで鼻と額がくっついてたのに、ガバッと離されまじまじと顔を眺められる。
「……それ、なしだろ。病院で、そういうのなしだからな?」
「はぁ?院内で言うわけないじゃん…。」
「2人になったからってそんな欲しそうな目で見られたら仕事にならないからな。……やっぱ、なしな。うん、ない、今までどおり。葵は今までどおり、ツンデレがいいよな。」
目の前では腕組みしながらウンウン頷く彼。