もっと大切にする~再会のキスは突然に~

「そんな可愛い葵、オレ以外誰にも見せないでな?…ふたりの時だけ…葵のアノ声聴かせて…?」

甘えるような切ない艶声で、切羽詰ったような潤んだ瞳で、つかんだままの私の手首につぅっと這わす指先。

その誘うような甘ったるい色気に唖然とするのは私で。



…負けた?


思った刹那、強く引き寄せられて、貪るように唇を、舌を吸われる。

もう勝敗なんて関係なくて、ただ、素直にこの人を欲しいと思った。

お互い激務の後のはずで、21時をまわっていても何も食べてないのに。

その空腹を満たすようにお互いの体を丁寧に、しつこいくらい求めて満たしあった。

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