もっと大切にする~再会のキスは突然に~

いつか、私が純白のドレスを身に纏う日が来ても、私のことを「可愛い」って言ってくれる…かな?

新婦の入場を待つチャペルで、そんな想いを浮かべながら、隣に立つ河合クンを見上げる。

私の指先を撫でて真っ直ぐ見つめる河合クンにもそんな視線はすぐに感じたようで。

そのまま私の左手を持ち上げ、今はまだ何もはめられていない薬指にキスを落とす。


「もっと大切にする」

微笑みながら呟く。


その、もっと、が何を意味するのかはわからないけど、呪文のように繰り返されるその言葉。

そうなればいいと素直に思い、私も呪文のように呟く。




「私も。…もっと大切にするよ。」







Fin
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