(短) わたしのツンデレ王子様




 ―――――――


「へー、龍斗がヤキモチねえ」

「は、お前いつからいんだよ」


図書室のドアの前に立って、

ニヤニヤしながらこっちを見ている

人物__ 曖気。


「んー、お前が告白を断った話を
 してたときぐらいからかなー。」


それ、ほぼ最初からだよな。


「それにしても、お前がヤキモチ
 とはな。独占欲強かったりして」

「ニヤニヤやめろ、キモいから」


それでも、曖気の顔はニヤついてる。


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