Red String〜赤い糸〜
合鍵〜Love Key〜
―今日も仕事終了♪―

よし!

気合いを入れて向かった先は



カギ屋さん



一人暮らしを始めてから
初めて『合い鍵』を作った。


今まで付き合ってきた人には
こんなこと一度もなかった
のに…




気分もよく、マンションに
戻ってきた。



―ただいま〜―



真っ暗…



ドアを閉めようとした時
いきなりドアが開いた!


『キャー!どろぼ…うぅうー』
誰かに口をふさがれた。


『俺だって!俺!』



『光星!?もうビックリさせ
ないでよ!』




あたしは部屋の中に入り着替え
て、光星はテレビを見ていた。



『さっき、陸迎えに病院行っ
たら、とっくの昔に帰った
って言われた』

迎えに来てくれたんだ♪


『うん、あっ、ちょっと寄る
とこあってね。』



『ふ〜ん。』


あれっ?何か怒ってる?
ヤキモチ?

だったら嬉しい…



『はい♪』

あたしは光星に、小さな箱を
渡した。



『何?俺に?』

あたしはニコニコ頷いた。


光星が楽しそうに箱を開けてる。



『すげー!これマジ!?』



『うんうん!合い鍵なんて
初めて作ったし』
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