恋命-またいつか逢いたい-



「ねー綾榎ちゃんってさ

なんか遠い目してるよね」

「は?」

陽気に言ってきた龍くんとは

違って隼樹は何かを悟ったのか

「………つーか龍、綾榎に

馴れ馴れしくしすぎな」

「ごめんごめん

だって綾榎ちゃん可愛いから」

可愛い………?

あたしは可愛くなんかない

「ちょっとあたし外の風に

当たりに行ってくるね」

あたしはこの雰囲気に

居たたまれなくなって

外に逃げ出した。


行き違いになって美悠紀が

戻ってきた


「あっれー綾榎は?」

「あー何かね外の風に

当たりに行ってくるって言って

外いった」

バツが悪かったように龍くんが

そう答えた。

「あいつ1人で行ったら

ナンパされんのに馬鹿だ」

ぼそっと呟いた美悠紀に

反応したのは隼樹だった

「ちょ……俺行ってくるわ」

隼樹は血相をかいて

外に飛び出した



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