漆黒ダーリンは最強総長

私を殴った男は謎の男に殴られた痛みで膝から崩れ落ちた。

どんな力で殴ったんだよ、この男…

驚きの目で目の前にいる半端ねぇ男を見ていると


「おい」


話しかけられた?

いやでも私じゃねぇかもしんねぇ。


「お前だバカ女」

「誰がバカ女だっ!」

「お前だカスが」

何なんだ!
この失礼極まりない男は!


「偉そうにすんな!」

「何でアイツに蹴りいれた?」

「ぇっ、私の話はスルーの方向!?」


勝手過ぎんだろ!コイツ!!


「いーから答えろや」

「命令すんな!」

「あ?」


むむむ…睨むなよ…


「だってアイツあのままじゃ頭殴られて死んでたかもしんねぇじゃねえか!もう人が死ぬとこなんて…見たくねぇんだよ…。もうあんなの見たくねぇからっ。うっ…だから…うっく…助けたんだ…ワリィかよぉ…」


ついつい感情的になって泣いてしまった。


「…いや、よくやってくれた。…ありがとな」

そう言って私の頭を優しく
そっと撫でた。


「っ!…いきなりそんな…うぅっ…優しく、すんなよぉ…バカァ…さっき会ったばっかなのに…お前と一緒に…うっく…一緒に居ると、…何か調子、狂うぅ!」

私がこう言うとコイツは私の体に腕を回し、ギュッと抱きしめながら耳元で

「龍人だ」

こう言った。


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