また一緒に、1本取ろう。
言葉を続けたいのに、涙で前が見えない。
そっと、凌が私の手を握った。
「凌がいてくれたから、私は強くなれた。ずっと、ずっと、凌は最高のライバルですっ…凌っ…たくさんありがとう…大好きっ!」
思わず、凌に抱きついてしまった。
たくさんカメラで撮られていたけど、
そんなの気にならないくらい、幸せで。
会場は、拍手で沸き上がった。
涙がどんどん溢れてきたけど、凌と笑って。
今までで、1番幸せな瞬間だった。
ありがとうじゃ伝えきれないくらい、
凌には感謝の気持ちでいっぱいだよ。