また一緒に、1本取ろう。






言葉を続けたいのに、涙で前が見えない。


そっと、凌が私の手を握った。




「凌がいてくれたから、私は強くなれた。ずっと、ずっと、凌は最高のライバルですっ…凌っ…たくさんありがとう…大好きっ!」




思わず、凌に抱きついてしまった。




たくさんカメラで撮られていたけど、


そんなの気にならないくらい、幸せで。


会場は、拍手で沸き上がった。


涙がどんどん溢れてきたけど、凌と笑って。


今までで、1番幸せな瞬間だった。




ありがとうじゃ伝えきれないくらい、


凌には感謝の気持ちでいっぱいだよ。








< 343 / 345 >

この作品をシェア

pagetop