。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅲ・*・。。*・。


あっそ。


って言うか腰が凝るから拳銃を持ち歩きたくないって、どうゆう殺し屋よ。


あんた本当にプロなの?


とちょっと疑いたくなったが、玄蛇はまるで気にしてない様子。


「あんたも歳だからじゃないの?」言ってやると、


「歳のことは言わないでくれ」とここで玄蛇ははじめて顔を歪めた。


だけどそれほどのダメージじゃないのか、いつの間に取ったのかあたしのバッグのテディを握りながら、


「クマすけ、イっちゃんに苛められちゃったよ」


とテディに話しかけてるし。


ってかクマすけってね……


「響輔からもらったクマだから、クマすけさ♪」


「あっそ。もういいわよ。あんたにあれこれ突っ込むあたしが間違ってる」


呆れて運転に集中しようとしたときだった。


派手なエンジン音が轟いて、あたしの運転する車がいつの間にか数台の車に包囲されていた。


見るからに軽そうな男が乗るようなヤンキー車だ。


左斜線を走っていたあたしの車の右側に車が一台並行して走っている。前にも一台。


わざとブレーキを踏んだりして、あたしの行く手を阻もうとしている。


「……何…」


眉間に皺を寄せると、隣を走っていた車の窓が開いた。


「いい女が居るぜ?車もすっげぇイカしてんじゃん」


車と同じぐらい軽そうな男が大声で笑っている。


「なぁお姉さ~ん、俺らとどっか行こうよ~」


ケラケラと下品な笑い声を漏らしながら、男が窓から身を乗り出していた。






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