君へ、約束の歌を。<実話元>
でも部活できないほどじゃないし…
行くか、って思いながら時計に目をやると
『えっ!うそ!やばっ…!』
めっちゃ急いで準備して、朝ご飯食べずに走れば間に合うかもしれないけど。
『…まぁいっか〜サボっちゃえ!』
よく風邪をひいて休むことが多かった上に、時々部活をサボるクセがあった私は、特に抵抗なく休むことを決めた。
…決めてしまった。
【まだ風邪っぽいから、今日も部活休むね。ごめんね】
ほんとに体はちょっと怠いし。
祐ちゃん宛てにメールを打ちながら、そんな言い訳を思い浮かべたりして。
【そっか、わかった!お大事に〜】
祐ちゃんから届いたメール。
…これが、最後に交わしたメールになった。