君へ、約束の歌を。<実話元>


でも部活できないほどじゃないし…


行くか、って思いながら時計に目をやると



『えっ!うそ!やばっ…!』



めっちゃ急いで準備して、朝ご飯食べずに走れば間に合うかもしれないけど。



『…まぁいっか〜サボっちゃえ!』



よく風邪をひいて休むことが多かった上に、時々部活をサボるクセがあった私は、特に抵抗なく休むことを決めた。


…決めてしまった。



【まだ風邪っぽいから、今日も部活休むね。ごめんね】



ほんとに体はちょっと怠いし。


祐ちゃん宛てにメールを打ちながら、そんな言い訳を思い浮かべたりして。



【そっか、わかった!お大事に〜】



祐ちゃんから届いたメール。




…これが、最後に交わしたメールになった。



< 130 / 287 >

この作品をシェア

pagetop