君へ、約束の歌を。<実話元>

・・。+゚Dedicated to you




〜♪〜〜♪〜♪〜♪〜…




『ただいまぁ…』



家に入るとリビングの方から、
知らない曲が聞こえてくる。



――ガチャ…



リビングの扉を開くと、いつも部活で遅いのに珍しく早く帰ってる妹がいた。



『ゆい〜音大き過ぎ!
玄関まですごい聞こえたよ』


「えっ!うそ!じゃあ音量下げる〜」



椅子に座ったまま、ラジカセにリモコンを向ける妹・ゆい。


ゆいは、私の一歳下で中2。



〜♪〜〜♪〜……



流れてた曲が終わったらしく、
一旦止まって、違う曲が溢れ出した。




『何、聞いてるの?』



私は、CDケースを見ながら曲を聞いてるゆいに聞いた。



「w-inds.のアルバム♪
新しく出たんだ〜!」


『ふぅ〜ん…』



ゆいは、w-inds.の大ファン。


私も、ゆいの影響で曲とかタイトルは覚えたし歌も好きだけど、大ファンってほどじゃない。



自分の部屋に行こうと、
リビングのドアに向かった時。



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